かいふう

近未来への展望や、如何に。

「アユの話」

「美しい十代」♪という歌謡曲が流行りし時、学校教科書国語で、「アユの話」という随筆だか研究記録が載っていて、とうとう親友たちと某川に釣りに行くまでになった。河川といえども、地元では入漁料徴収するのである。払って、漁業組合のおじさん気が引けたのか、ドブ釣りより早瀬のアンマ釣りを教えてくれ、ひとり浅瀬で腰曲げて竿を流れに任せては引く、それをやってハヤ数匹。持って帰る気がなく、自然に帰す。後年、この時の親友のひとりと、学生会館で会食。彼はハヤシか、我がカレーか、相手が意識してか違ったライス注文してた。尾瀬の話してたから至仏山、更に進学して専攻が仏教らしいから、彼の直観は当たってた訳だ。自分は自称クリスチャンだから。
「アユの話」のハイライトは、友釣りなのだ。だから、太公望たちが、海もいいだろう、川に行くのがワカる。先年、やっと、ある地で旅館のご主人が前の川に朝早く、露天風呂掘ってるにしては小さいとおもいしが、それがアユの捕獲とは。夕食事、山菜味噌と食したが香りはあった。明治からの街道沿いの老舗旅館で、猟師も現役らしく、何体かの剥製もあった。帰途、その山道で確かタヌキが轢死体を発見したが、携帯電話持ち合わせなく、その旅館の主に知らせずに来た。
タヌキ汁でもう一泊するか、せめて剥製にはなったよな。年賀がなんかでその話書いた。
あの露天風呂、野郎ひとりで入るなんて、野暮だよな。
でも、オリジナル曲「アフリカの星座」♪、テープ配布届ける任務もあったから、ということに頷かせよう。
「アーユー は 魚?」