かいふう

近未来への展望や、如何に。

.その3

kaihuuinternet2006-09-17

強い台風13号は17日、九州や中国地方で大きな被害をもたらした。

宮崎県延岡市では竜巻とみられる突風で、多数の建物が倒壊、損壊し、倒れた金属製支柱が刺さるなどして3人が死亡、100人以上が重軽傷を負った。

また、JR日豊線の特急列車が横転、乗客、運転士計6人が負傷した。

福岡県瀬高町広島市でも、横転したコンテナの下敷きになるなどして2人が死亡、1人が行方不明となり、台風13号による死者は8人、行方不明者は1人となっている。

延岡市災害対策本部によると、竜巻とみられる突風は午後2時すぎ、同市緑ヶ丘付近で発生。同市尾崎町まで約6キロにわたって北上した。住宅などの被害は、最大で幅約200メートルに及び、全半壊だけで十数棟に上るとみられ、一部損壊はさらに多数に上るという。

同市浜町のディスカウントストア「HIヒロセ」では、倒れたハンガー掛けの金属製支柱が胸に刺さった近くの中山昭典さん(77)が出血死した。また、近くの温室前では、山本スマ子さん(84)が倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認された。付近には倒木があった。

同市山下町では、自営業新名敬二さん(42)が、自宅2階寝室で頭から血を流して倒れているのを父親が見つけ、約2時間半後に死亡が確認された。寝室には瓦やガラス片が散乱していたという。

午後2時5分ごろにはJR南延岡駅のホームから約400メートル北側で、別府発宮崎空港駅行き特急「にちりん9号」(5両編成)の先頭から2両が脱線、横転した。約30人の乗客のうち、1、2両目の計5人が負傷、運転士も軽傷を負った。

JR九州によると、事故発生当時、現場から約2キロ離れた位置の風速計で38〜40メートルの突風が観測されており、進行方向の左側から横風を受けた脱線事故とみて調べている。特急は台風の影響で行き先を南延岡駅までに変更していた。

一方、広島市では16日夜から17日未明にかけて局地的な豪雨に見舞われ、消防団員の毛利和範さん(50)が川に流され、遺体で見つかったほか、台風被害の取材に出た中国新聞記者の松田高志さん(27)が行方不明となっている。

さらに、福岡県瀬高町では17日午後、電気工事業松尾政伸さん(39)が突風で横転したコンテナの下敷きになり、まもなく死亡した。(2006年9月17日読売新聞)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
気象庁によると、台風13号は同日午後6時すぎ、長崎県佐世保市に上陸した。福岡市では同日午後7時38分、最大瞬間風速49メートルを観測した。福岡管区気象台によると、風の強さは観測史上2番目。(同上)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
台風13号の強風で、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所にある鋼鉄製クレーン1基(高さ約60メートル)が倒れていたことが分かった。復旧の見通しは立っていないという。

同社によると、船の装備品をつり上げるクレーン。17日午後5時ごろに倒れ、隣接するタービン製造工場の屋根を破損した。事故当時、作業は行われておらず、けが人や建造中の船への影響はなかった。

同社総務部は「撤去するしかなく、代替機をどうするか検討している。生産工程にかなり影響が出るだろう」と話している。(同上)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10年来に1度の大きな台風だという。
JR日豊線の特急列車は赤い車体。知覧からの帰途、当時の西鹿児島駅から乗ったんですよ。その時は北上するのでしたが。
前日の鉄砲水による、軽自動車の転落での父娘の事故死。狭い山間部でいきなり溢れ出た多量の雨水に走る車体が上滑りした、としかおもえません。