飲酒運転取り締まり強化週間(今月12〜18日)に全国の警察が摘発した飲酒運転は4383件にのぼることが21日、警察庁のまとめでわかった。
うち逮捕者は149人だったほか、飲酒運転をさせたとして、道交法違反(酒気帯び運転)の教唆で1人が現行犯逮捕された。同庁では、同日から始まった全国交通安全運動期間中も、引き続き、飲酒運転の取り締まりを強化していく。
摘発の内訳は、正常な運転のできない酒酔い運転が27件、酒気帯び運転が4356件だった。また、愛知県豊明市で、飲酒していた知人の女に運転させて、自らも同乗していた自営業の男(39)が酒気帯び運転の教唆で現行犯逮捕されたほか、期間中の取り締まりや事故などをきっかけに、酒を提供した飲食店など、ほう助容疑で13件を捜査しているという。
強化週間中の飲酒運転による交通事故は98件(うち死亡事故5件)だったが、昨年同期の242件(同14件)に比べると6割減少した。(2006年9月21日読売新聞)