宮城県議会は、飲酒運転を黙認した同乗者や飲食店に対する罰則を盛り込んだ全国初の交通安全条例を制定する方針を固めた。
条例は、来年2月に議員提案される。
県警は、処罰対象として、〈1〉客に酒を提供し、飲酒運転を黙認した飲食店〈2〉客が飲酒運転を起こし、公安委員会の再発防止命令を受けたにもかかわらず、従わない飲食店〈3〉一緒に飲酒した後、飲酒運転の車に同乗した人――を検討。今後、警察庁とも協議し、条例の具体的な内容を詰める。
このほか、県警は、飲酒運転の防止策として、公安委員会が、飲酒運転をした従業員などを雇用する企業・団体に対し、違反事実を通報するなどの規定を条例に盛り込むよう求めている。
宮城県多賀城市で昨年5月、仙台育英高のウオークラリーの列に、飲酒運転のレジャー用多目的車(RV)が突っ込み、生徒3人が死亡する事故があり、県議会は、交通安全条例を制定するため特別委を設置した。(2006年9月22日読売新聞)
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この事故のほうが、神奈川県のサレジオ高校のそれより前。死亡人数も多い。