新日本製鉄が、北朝鮮から輸入してきた鉄鋼生産用の無煙炭について、自主的に輸入を停止していたことが8日、明らかになった。
日本政府が、弾道ミサイル発射実験や核開発を進める北朝鮮に対して金融制裁などを行っていることに合わせた措置だ。新日鉄は7月の弾道ミサイル発射実験後、輸入の取りやめを自主的に決めた。
新日鉄は、製鉄所で使う燃料用の無煙炭を、北朝鮮から年約20億円分輸入している。財務省の貿易統計によると、2005年の北朝鮮からの輸入総額約145億円の約13%に当たり、輸入停止は北朝鮮経済にとって打撃となりそうだ。
無煙炭は燃やした際に煙が少ないため、脱硫装置などの負担が減り、設備の寿命が伸びる利点がある。(2006年10月8日読売新聞)
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『鉄は国家なり』、はまだ生きているんですね。