かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある誤診、医師の不適切な対応の結末がこれ。

奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、出産の際に意識不明になった同県五條市の女性について、受け入れを打診された18の病院が断り、約6時間後、60キロ離れた大阪府吹田市内の病院に搬送されていたことが、明らかになった。

女性は脳内出血で緊急手術を受け、同時に帝王切開男児を出産したが、約1週間後に死亡した。

大淀病院などによると、死亡したのは高崎実香さん(当時32歳)。高崎さんは8月7日に入院。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて意識不明になった。産科担当医が、同県立医大付属病院などに受け入れを要請したが、いずれも満床。同付属病院の当直医が電話で搬送先を探し、大淀病院で待機していた高崎さんは約6時間後、吹田市の国立循環器病センターに収容された。

大淀病院は、容体が急変した際、妊娠高血圧症候群妊娠中毒症)の妊婦が分娩(ぶんべん)中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と診断、脳出血の治療などはしていなかった。同病院は「脳内出血と判明しても対応のしようがなかった」としている。

夫の晋輔さん(24)は「実香が意識を失っても大淀病院の主治医は『単なる失神でしょう』と言って仮眠をとっていた。命を助けようという行動は一切見えなかった。決して許せない」と訴えている。(2006年10月17日読売新聞)
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よもや19の病院を次々救急車で移動、は自分の妄想だとしても、仮眠をとらずに、その時点から即時対応をしていれば、被害者の夫がTVでも言っていたように、新生児の母親は死なずに済んだかも知れない。現場の専門家が何故最善を尽くさなかったか、信頼を失う。死ぬと、生き残るの差、それを誰よりも熟知してるのは、それこそ医師しかいないではないか。もはや遺影となった彼女の笑顔を見ると、憤りさえ感じる。当時の主治医は『医者の不養生』と評価されるほどの使命感が失せているのではないか。それとも当日当直で、それから計算して仮眠したのか。
遺族が法的な手段を行使していい、とおもえる。赤ちゃんに母親の死を、何時どの様に話すのだ。母乳の方が免疫がよい、のは自分でさえ承知する。だから、夫の涙ながらの述懐が、痛い。損失だよ。
日本の医療の現場、こんなもんなの、って寒々しないですか。妊産婦になれなくても。