かいふう

近未来への展望や、如何に。

希ガス類のキセノンではわからない。

kaihuuinternet2006-10-24

【ワシントン=増満浩志】米国の民間機関「科学国際安全保障研究所」(ISIS)のデビッド・オルブライト所長が読売新聞の電話取材に答え、「北朝鮮の核実験で使われたのがプルトニウム型爆弾とは、まだ確定できない。米政府の意見も一致していない」との見方を明らかにした。

米軍機による大気の採取で検出された微量の放射性物質は、希ガス類のキセノンと伝えられている。同所長は「キセノンだけでは、ウラン型かプルトニウム型かは分からない。(それが分かるほどの)放射性物質が地上に噴出すれば、他の国々でも検知され、実験場には何らかの地形変化が現れたはずだ」と指摘した。

同研究所は、核実験の前と後に米商業衛星が撮影した実験場付近の画像を詳しく分析したが、「変化は見られなかった」という。

爆弾の種類については、17日付の米紙ニューヨーク・タイムズが「米情報機関がプルトニウム型と結論」と報じたが、米政府は公式見解を発表していない。(2006年10月24日読売新聞)