伊吹文科相は1日の衆院教育基本法特別委で、必修逃れの高校が全国で540校で、国公私立すべての高校計5408校のうちの約1割を占めることを明らかにした。
履修漏れの生徒は8万3743人にのぼっている。必修逃れの公立高は314校で、全公立校の約8%だったのに対し、私立高は226校で約17%を占め、必修逃れの割合は、私立高の方が高くなっている。(2006年11月1日読売新聞)
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「学習指導要領」(平成11年)からの弊害か、とうとう公立校長の犠牲者まで出してしまった。この方は教員時代が日本史社会科だから、世界史を疎かにしたその偏向、その不手際を生徒に詫びる意味、それだけでのことではない、とおもうが。
やはり教職は、青少年を育てる、聖域なのであろう。その試験の倍率たるや、何十倍の狭き門である。
受難者はそれでは誰なのだ。受験旋風の竜巻が突如列島を縦断し、来春までのスケジュールを空中に巻き上げ、学校も生徒も打ち倒して往った。
いたずらに煽りたくはないが、教育界異変である。