かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある企業経営者の英断。

三洋電機は1日、毎年7月に開催されているプロ野球オールスターゲームの冠スポンサーから撤退すると発表した。

1988年から今夏まで19年間、スポンサーとなっていたが、本業の業績低迷が続いていることから、経費削減を図ることになった。

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長谷川一雄コミッショナー事務局長は「来年が冠スポンサー20年目なので、そこまではやっていただけるかと期待していたが……」と残念そうな表情を浮かべた。それでも「経営立て直しのためには、より優先させるものがあるということでしょう」と三洋側の判断に理解を示した。

この日の午前中に、三洋側から連絡を受けたという長谷川事務局長は、12球団に連絡。4日の実行委員会で、今後について協議する。

新たなスポンサーを探すことになるが、「プロ野球に興味を示す会社がないわけではない。日本プロ野球のイメージを含めて賛同していただける会社にお願いすることになるだろう」と、見通しを述べた。(2006年12月1日読売新聞)
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三洋電機の首脳陣にエールを送りたい。秤に掛ければ、わかろうというものだ。先日、同社の業績が某紙面に詳細に載っていたが、同社の不振の元凶が、大地震による主要製品工場の被災損壊による痛手からの回復遅延に起因する、とおもっている。
それだけではないにしても、それが労使および雇用関係にまで及び、影響が決して小さくない、と。
こればかりは、先の阪神・淡路大震災の当地企業各社の経営者が、延焼と壊滅の跡地に社員の方々と呆然と立ち尽くし、地道に再起を図り、地元商店街ともども復興に向けて歩き出したように、もう一度がんばってください、としか言えません。