かいふう

近未来への展望や、如何に。

脱北者のPTSD。

【ワシントン=坂元隆】米民間団体「北朝鮮の人権のための米委員会」は7日、北朝鮮からの避難住民(脱北者)約1300人と面接調査を行った結果を発表、脱北者の7割以上が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を思わせる心理的苦痛を訴えていることが明らかになった。

調査は2004年に瀋陽など中国の北朝鮮国境に近い地域に住む脱北者を対象に行われた。それによると、なんらかの不安感を訴える人が約98%、物事に集中できなくなったと答えた人が約85%にのぼるなど大多数の人が心理的な問題を抱えている。調査を行った「委員会」では北朝鮮を脱出する際やその後の逃亡生活で経験したつらい出来事が原因だと分析している。

調査は、脱北者北朝鮮にいたときの食糧事情についても尋ねているが、北朝鮮は国際社会から大規模な人道的食糧支援を受けてきたにもかかわらず、40%が食糧支援の存在自体を知らず、96%が「自分は支援の恩恵をこうむったことがない」と答えている。大多数の脱北者は食糧支援で利益を受けているのは軍部だと述べている。(2006年12月8日読売新聞)
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脱北者、彼らの生きた証言をしっかり聞こう。その真実に同意するなら、すべき事が見えてくるだろう。