NHK総合で再放送を視聴した。「プロフェッショナル 仕事の流儀「りんごは愛で育てる〜農家・木村秋則」」
NO.35まできて、初めての農家の人だという。実は先日見て、この項はキッカケで勢いを得て載せるのだから、このネタしかない、と再度見た。{観た}ではなく。
それが、旅だろうが旅行と呼ぼうが、それに出て最高の喜びは、いい人に出会うことである。大概、天真爛漫とか純朴とか当てはまる人は、自然に溶け込んでいる。暴風が吹けば雑草に尻餅ついて、地が暴れれば鎮まるを待つ。自然に決して逆らわない強靭な知恵を、年輪とともに蓄えて来た。そういう人の底抜けの笑顔を見せられてしまうと、いい人に出会えた至福で、身構えたこっちが恐縮する。
今時こんな人居るの、と間髪入れず、目の前に居る。
全国各地から同業者、研究者、そして弟子までも。
津軽からの海風をさえぎるか岩木山麓のりんご園は、2.4ヘクタール、600本の化粧なしのリンゴのホッペ。
「木村さんのりんごのスープ」は客足が後を絶たない。農薬、化学肥料を使ってない。6年の不作のあと、岩木山に死を賭しての行路、直感で掴んだ回生の方策は、更に2年で、林檎の白い花を咲かす。それも隣人の知らせで。アニメの特番で行きたいな。
その園は「サンクチュアリ」です。
動物王国「ムツゴロウ」さんと、重なりました。
北国の寒さとの苦闘の30年。その重さを彼は笑顔で軽々飛ばす。
前歯ないのが気になりました。
西洋のことわざにも{医者いらず}と評されるリンゴ。胃腸にやさしく、水分調節が利いて、幼児からお年寄りまで食べやすい。ひとつ選ぶ果物は、りんご。アップルパイも大好き。
木村さんちのりんご、で書けた幸運を、感謝です。