【ニューヨーク=白川義和】国連総会は13日、障害者の差別禁止と社会参加実現を目的とする障害者権利条約を全会一致で採択した。
障害者の人権を明確に保障する国際条約は、これが初めて。2007年3月から署名手続きが始まり、20か国が批准した時点で発効する。
条約は、障害者による「すべての人権及び基本的自由の完全かつ平等な享有」を目指し、締約国は条約が認める障害者の権利実現のため、「すべての適当な立法、行政措置」を取ることが求められる。
具体的措置としては、障害者が移動や情報入手で差別を受けないための環境整備などが挙げられている。(2006年12月14日読売新聞)
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