かいふう

近未来への展望や、如何に。

姉妹殺害事件に地裁判決。

大阪市浪速区のマンションで姉妹を殺害し、強盗殺人罪などに問われた山地悠紀夫被告(23)に死刑が言い渡された。13日午前、大阪地裁で開かれた判決公判。6年前に自身の母親を殺害し、公判の中で「人を殺したい欲求があった」と語った山地被告は、表情を変えることはなく判決に聴き入った。傍聴席では、凶行の犠牲になった上原明日香さん(当時27歳)と千妃路(ちひろ)さん(同19歳)の父・和男さん(57)の胸に、怒りと無念の思いが押し寄せた。

山地被告は水色と茶色のチェックのシャツにカーキ色のズボン姿で入廷。判決理由を読み上げる並木正男裁判長を、うつろな目で見つめた。

並木裁判長は判決後、「遺族の悲しみはどれほどかをもう一度考え、幼いころの人間性や家族との温かい交流を思い起こし、遺族の苦しみの万分の一でも理解してほしい」と説諭した。

和男さんは欠かさず傍聴してきたが、そのストレスのせいか、もともと悪かった左目に加えて、2か月前から右目もほとんど見えなくなった。「山地被告の姿を見なくてすむだけ、マシかもしれません」。和男さんは入廷前、そう語った。

山地被告は法廷で、謝罪の言葉を口にせず、淡々と犯行の詳細を供述した。「娘たちは想像もできない苦しみの末、すべてを奪われた。でも、山地被告は今も生きている」。和男さんは傍聴中いつもその不条理と戦ってきた。

母・百合子さん(52)は被告と「同じ場所にいることに耐えられない」と傍聴もできず、この日も自宅で判決を待った。

看護師を夢見て学資金をためていた千妃路さん。明日香さんには、一緒になることを約束した男性がいた。就職、結婚、出産……。当たり前で、幸せなはずの未来は永久に奪われた。

極刑を求めて集めた嘆願署名は3万人を超えた。

百合子さんは声を振り絞った。「母親の命を奪ったうえ、何の関係もない娘2人を殺したのに、裁判では『また同じことを繰り返す』と言う。そんな人間を死刑にしないほうがおかしい」(2006年12月13日読売新聞)
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わからない、から取り上げる。愛する娘を同時に二人失う、殺人の被害者として。その父親の気持ちが、とって代われないから。
ブログというもの、で前回同様の事件取り上げたではないか。あの時は、被害者が一人だった。なのに今度は更にいるのに、残さないのは何故だ。となると、自己がわからなくなる。他人の不運不憫に付き合うマニアのそれ、になってしまう。志半ばで凶刃に倒れた若い娘たちの底知れない恐怖と闇。それをどうするの。逡巡して推敲して、どうなるのだろうか。
彼らの名を記録するのが、供養というのなら、そんな厚かましさは、『勝手にブログにしろ』だろう。
記憶する、のは違うのだろうか。
私小説書くタレントもスタミナもないから、{ホンネ丸出しカバブログの先駆者}の幻想でも。