かいふう

近未来への展望や、如何に。

グエン・ドクさんの結婚。

ホーチミン=田原徳容】米軍が枯れ葉剤を散布したベトナムで結合双生児として生まれ、分離手術を受けたグエン・ドクさん(25)の結婚披露宴が16日、ホーチミン市内のレストランで、ベトナムと日本の支援者ら約500人を招いて行われた。

ドクさんは新妻のテュエンさんに支えられるようにスピーチに立ち、「日本で支援してくれた皆さんに感謝したい。特に生んでくれた両親に感謝したい」と話すと、思わず声を詰まらせた。また、「これからは僕が社会で困っている人々を助けていく番」と述べ、披露宴で集まった祝儀を、枯れ葉剤の被害者らに寄付する意向を示した。

大学教授時代に障害児教育の調査で知り合った福井県若狭町の「ベトちゃんドクちゃんの発達を願う会」代表、藤本文朗さん(71)は「4歳から知っている。2人は支援者の宝だ。人もうらやむ家庭を築いて」と祝辞を述べた。また、ドクさんの義足を15年間作り続けてきた大分市の幸幹雄さん(41)も「今後の人生も支えていきたい」と感無量の様子だった。(2006年12月16日読売新聞)
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お祝い申し上げます。披露宴で集まった日本からの出席者の数からも、日本の医療従事者の方々が如何に有益にかかわったかが一目瞭然でしょう。あわせて、日本のマスコミ関係者も有効な報道を逐次された、と記憶しております。
「難民を助ける会」をはじめとして、「JVC」や「シャプラニール」など日本の各民間団体の方々もアジアやアフリカなどに、地道な長い支援を、NGOおよびNPOとしても活動されて来ました。彼らの足跡と輝かしい業績は、同じ国民として敬意と誇りを消し去るは無いでしょう。
ベトナム、この国の未来に多くの夢と希望を抱く民衆、彼らに共感を覚えます。