かいふう

近未来への展望や、如何に。

TVの面目躍如.その20

NHK総合.「ハイビジョン特集千の風になって」」
午後4:45〜午後6:00(75分)
新進女優が父親を亡くして、その悲痛を癒す旅に出た。それを解く鍵は、「千の風になって」という作者不詳のひとつの詩である。
甲板に佇む憂いに沈む彼女を乗せて、白い波を分けて異国へと旅客船は進む。
母を亡くした歌手が、日本人が作った曲を付けた「千の風になって」を歌って聞かせる。桜の花の季節外れの半年に及ぶ開花を、それを亡き母への思慕と重ねて話す。
ネイティブ・アメリカンの家を訪ねる。老いた母とその息子の漁師らしい。彼の口から「サーモンウーマン」の民話が語られる。毎日鮭ばかり食べていて彼女(サーモンウーマン)につらくしたら、出て行ってしまった。そしたら鮭が食べれなくなった。日本の「夕鶴」みたい。
英国へ行った。「嵐が丘」のような荒涼とした漁村。本当にハンサムなご主人の写真を手に、「千の風になって」を聴く月日、その理由を語る。看護婦の仕事をしながら、数人の子供を授かって、育てて、ある日不慮の事故で夫を失った。居間に音楽を流す。「千の風になって」が、違う旋律で流れる。違う曲である。
IRAのテロで亡くなった若い人の、もしもの遺書に「千の風になって」」が記述されていた。もしも、が現実になって、彼の遺骨は教会の庭に散骨された。そこも訪れた。たしかスティーヴンという名だ。彼の遺書の遺言は、『殺した者を憎まないで』というものだ。
野良仕事なのか、ひとりの男にインタビューする。彼はちょっと間をおいて、「千の風になって」を朗々と口に出す。ケルト人の詩だという。
もうひとつの曲も聞いた。全部で3曲である。どれも美しい曲だ。
癒しの旅の主は、漁村の彼女に勧められて、断崖絶壁の岬へ向かった。
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以下、この詩をはじめて知った経緯を載せます。
数年前のある行事です。

知覧町より「千の風」を背に受けて 平賀町農業者‘魂’の自転車リレー
青森県南津軽郡平賀町の農業者が全国縦断自転車リレーを決行します。
皆様のご支援をお願い申し上げます。
発信者:JA津軽みなみ 青果部りんご課 内山雅史
お問い合わせは massy1960@hotmail.com へメール願います!
詳しくは<平賀町HP> http://www.town.hiraka.aomori.jp/ へアクセス!
 テーマ〜「夢叶うその時まで・・・伝えよう我らの熱い思いを」〜
・・・平賀町の農業を全国にPRすると共に、将来に希望ある農業実現の原動力と勇気を農家に与え、我々はまだ数々の夢実現の可能性を秘めている事を皆に伝えたい・・・
スタート:11月5日 鹿児島県知覧町
ゴ ー ル:12月4日 ひらかドーム(青森県平賀町)
◎日程及び走行区間  平成16年11月5日〜12月4日

鹿児島県知覧町から平賀町まで約2,300kmを自転車で30日かけて走ります。
区間に区切り、それぞれの区間を平賀町の農業者2人で走行します。他に役場と農協職員が自動車で移動しながらサポートします。
原則として、宿泊はテント、食事は自炊で行います。
区間のゴール地点において平賀町のりんごを宣伝するためのイベントを行います。
走行区間  1.知覧町〜福岡市 2.福岡市〜広島市
3.広島市〜神戸市 4.神戸市〜名古屋市 5.名古屋市〜東京都
6.東京都〜仙台市 7.仙台市〜平賀町
千の風

私の墓の前で泣いていてもだめですよ
私はそんなところにはいないから…
朝は鳥になりあなたを囀りで目覚めさせます
昼は風になりあなたを包みます
夜は静かに輝く星になりあなたを見守り続けます
春は蝶になりあなたに息吹を与えます
夏は蛍になりあなたに再会致します
秋は大地を潤す雨になります
冬は煌めく雪になりあなたに安らぎ与えます
だから私の墓の前で悲しんでいてもだめですよ
私はそんな処にはいないから…私は風になりました            Translation in Chiran.

欧米で語り継がれている一編の短い詩。
アイルランド共和軍のテロで亡くなった24歳の青年が「ぼくが死んだときに開封してください」と両親に託した封筒に残されていたという詩です。
知覧特攻平和会館にある若き隊員が残した絶筆を想いおこさせます。
平和であることを改めて大切に思います。

平賀町と友好親善都市である鹿児島県知覧町は、太平洋戦争の末期に沖縄決戦に向けて出撃する特攻隊の基地があった町です。
私たちは、特攻隊員たちの崇高な犠牲によって生かされ国は繁栄の道を進み、今日の平和日本があります。
さて、農業の現状は、不況と相次ぐ自然災害により打撃を受け、農家は厳しい経営に直面しています。希望を失うことなくこの局面を乗り越えてもらうために、平賀町の農業者自ら、かつての特攻隊員たちのご遺徳と勇気を背に受けながら知覧町を出発し、りんごを宣伝しながら平賀を目指します。
自転車特攻隊員たちの汗と勇気により、「我々農業者はまだ数々の夢実現の可能性を秘めている」ことを農業者が再認識されるよう願っています。
知覧町 武家屋敷〕/写真提供 鹿児島県知覧町
主催:知覧町より「千の風」を背に受けて平賀町農業者‘魂’の自転車リレー
実行委員会会長  大 澤 敏 彦
共催:平賀町認定農業者連絡協議会、JA津軽みなみ、平賀町
協賛:JA津軽みなみA.R.P、JA津軽みなみ青年部、平賀地区農村青少年クラブ連絡協議会、平賀町りんご支会連絡協議会
後援:鹿児島県知覧町青森県、財団法人青森県りんご協会、社団法人青森県りんご対策協議会、??東奥日報社、??陸奥新報社、??津軽新報社、??青森テレビ、??青森放送