NHKTV総合「プレミアム10 世界一美しい村に住む人々
〜イギリス コッツウォルズ〜 」
午後10:00 - 11:28
イギリス南西部に広がる緑の丘陵地帯。カメラがゆっくり横にパンすると、時間がそれだけで深呼吸の感覚。カラーで、しかも空撮の古城も観られる。
ジョン・フォード監督の初期作品「わが谷は緑なりき」の炭鉱街と同じ様な造りの家々が点在する。その映画はモノクロだったが、今回それに射す夕日を『黄金の陽』と、古城にロンドンから住み着いた初代ガーデニングの母は、語る。今や3代目が取り仕切り、ちゃんと旅行者や来園者から入園料まで取る。1200円は、安くはない。しかし、その中に在る7つだったかの各園内を案内され観察すると、その入園料は納得ものだろう。緻密に構成された配置、冒険心を発揮した斜面。そして前面の開放された丘陵を見下ろしての設計されたプール脇にて腰を降ろしての休息。
地域の人びとも陽気だ。ランチを自家製、もしくは隣家から石塀越しに分けて貰った旬の野菜と、草花の香りの垣に囲まれ、自然光のもと食するなんて。これだけ花々があれば養蜂でハチミツも。老後は、こうでなきゃ、とおもった。勿論、美味しい空気は存分。
パブに集っての、村民合唱のオリジナルソングで歴史を歌う。
地元の住民のひとりが、『リラクゼーション(癒し)』と言ったが、その通り。自然の懐が最高!
ほんとうに、古き良き、美しい風景です。
これで、前回に引き続き、イギリス往きの諦めも付きました。