かいふう

近未来への展望や、如何に。

米大統領が一般教書演説。

【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領は23日夜(日本時間24日午前)、連邦議会上下両院合同本会議で一般教書演説を行い、残り任期2年の重点施策を示した。

宗派間抗争で出口の見えないイラク情勢に関しては、「失敗すれば、その影響は甚大なものになる」と警告し、議席過半数を握った民主党に対し、2万人規模の米軍増派を柱とする「イラク新政策」への協力を呼びかけた。

また、超党派の議会指導者をメンバーとする対テロ・イラク政策に関する「特別諮問評議会」の設置を提唱した。

大統領はイラクの現状については、「もし米軍がバグダッドを安全にする前に退けば、イラク政権は過激主義勢力に打倒される」と述べ、今後、首都攻防戦を重視する方針を示した。

イラク新政策」が世論の批判にさらされている点については、米軍司令官とあらゆる選択肢を検討したことを強調し、「最善の策」とした上で、「新政策がうまくいくかチャンスを与えて欲しい」と訴えた。

またブッシュ大統領は、輸入石油への依存が「敵対国やテロリストに対し、米国の脆弱(ぜいじゃく)さをさらすことになる」と位置づけ、エネルギー安全保障の重要性を強調。2017年までの10年間にガソリン消費量を20%減らすという数値目標を掲げ、具体策として〈1〉エタノールなど代替燃料の供給を現行の54億ガロン(1ガロン=3・8リットル)から350億ガロンに拡大する燃料基準導入〈2〉乗用車の燃料消費を85億ガロン削減する燃費基準改正――を盛り込んだ。戦略備蓄を2027年までに15億バレルに倍増する計画も明らかにした。

同時に大統領は、「脱石油」に向けた技術革新が、「地球温暖化という深刻な問題に対処する助けになる」と環境への配慮を示した。政権発足直後に京都議定書からの離脱を打ち出したブッシュ政権が、初めて一般教書で温暖化対策を重点施策として位置づける形となった。

また、「来月(の予算教書で)、今後5年以内に連邦財政赤字をなくす予算を提出する」と述べ、2012年までの財政均衡という目標を改めて示した。

一方、教書は北朝鮮の核問題では、「中国と日本、ロシア、韓国というパートナーとともに集中した外交を追求する」と6か国協議に努力する決意を表明。イランについても、「核兵器を入手するのを容認しない」と言明。ミャンマーベラルーシキューバの自由化に努力する姿勢も示した。

今年の教書は、民主党との協力を実現するため、内政の重点分野は同党との立場が近い〈1〉医療保険の未加入者の民間保険加入をうながす税制改正〈2〉包括的な移民制度改革〈3〉教育改革――の3点に絞り込んだ。(2007年1月24日読売新聞)
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TV中継を見たか。そのものが、政治を読み解く最適な題材ではないか。この国の2大政党が、その党員の政治家諸氏が、まさに国民のために、あるいは諸外国の平和のために、個人個人が多面的な顔を、会議場の礼儀に則り、ある時は集団で、そしてある時は個別に意見を陳述したのだ。アメリカだよね。
確かに、今までとは違う。今度の雰囲気は。今回の選挙で議席数が変わった事を、その場に参集した彼らが最もよく承知しているからだ。
母の顔を持つ議長も居る。次期大統領選に出馬の意向を示した母も居る。彼女らも含めた与党でない勢力の意思も強く感じられた。
戦場へ兵士を送り出したくないだろう。