青森県東通村の風力発電機倒壊事故で、事故直前に発電機の羽根が想定最大回転数の2倍以上で回っていたことが、事業会社「ユーラスエナジー岩屋」(本社・東通村)の内部調査で6日、わかった。
羽根の向きを制御する油圧機の損傷が原因で、過剰な回転によって発電機の基礎部分に大きな負荷がかかったとみられる。
さらに、基礎のコンクリートの厚さが設計値の半分以下の部分も見つかり、薄い部分が割れて倒れていたことから複合的な原因で倒壊した可能性も出てきた。同社は6日、経済産業省原子力安全・保安院に調査結果を中間報告。月内に最終報告書を保安院に提出する。
(2007年2月7日読売新聞)