京都議定書に定められた二酸化炭素の削減目標を達成するために投じられる来年度の費用は1兆847億円に達することが7日、わかった。
各省庁ごとに計上している温暖化対策の来年度予算案をとりまとめ環境省が発表したもので、今年度よりも281億円の増加となった。
内訳は、他国の排出権を購入する費用や新エネルギー対策など、直接、目標達成に効果がある施策に5301億円。新技術開発など、中長期的に効果があるとする施策に1490億円。道路システムの開発など、温室効果ガス削減につながる施策に3652億円。南極観測などのその他事業に404億円が計上されている。
特に、直接効果があるとした施策の中では、稼働率が落ち込んでいる原子力発電所の立地地域対策や新エネルギー事業者支援など、エネルギー対策が2118億円で40%を占めたほか、森林整備などの吸収源対策にも1839億円が計上された。
地球温暖化防止に向け、京都議定書に沿った二酸化炭素の排出削減は来年から始まるが、2005年度の国内排出量は13億6400万トン。政府の目標を14・1%上回っており、目標達成は非常に厳しい状況になっている。(2007年2月7日読売新聞)
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TV放送で、東京都の23区のある自治体が、都下のある市の森林を、二酸化炭素の排出削減の対象として出資した、ニュースがあった。説明受ければ、わかるんだけど、こんなアイデア誰が思いついたんだろう。よく考えたな。感心するばかりです。
青空バックに、「銀河鉄道999」じゃないけど、その自治体とその市を気流本線が線路を連ねているのは、目には見えんけど。