かいふう

近未来への展望や、如何に。

{仁和寺の法師・・・}、京都地裁判決。

京都市右京区真言宗御室派総本山・仁和(にんな)寺境内にある僧侶養成機関「仁和密教学院」で2005年6月に起きたボヤで、現住建造物等放火罪に問われた元学院生、桜又英憲被告(28)(高松市)の判決が19日、京都地裁であった。

上垣猛裁判長は「犯人と疑わせる事実は存在するが、燃焼実験の結果などから、被告以外の院生にも犯行の機会があった。外部者の犯行の可能性も完全には否定できない」として無罪(求刑・懲役6年)を言い渡した。

桜又被告は、同年6月19日午後、別の学院生の部屋の押し入れにあったかばんなどに火をつけ、仕切り棚など約1・5平方メートルを焼いたとして起訴された。

公判で弁護側は無罪を主張していた。

新倉明・京都地検次席検事の話「判決内容を検討した上、上級庁と協議して適切に対応したい」(2007年2月19日読売新聞)
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京都巡礼した時、洛北を反時計回りして、仁和寺の山門をくぐった。
すぐ左に小さな庭園を構えての板廊下を奥まで歩いたが、そこでないか、今回のボヤ騒ぎは。他は境内広しといえども、敷地奥の塔にしても、庫裏らしきも、人の気配はない。時期がそうだったにせよ。
徒然草」のある段に、{仁和寺の法師・・・}が出てきて、是非寄ってみたかった。ここから、まっすぐ寺社群の中を南下すると、天井龍絵の妙心寺である。
それにしても、求刑が懲役6年、では、東国での某裁判の求刑懲役4年と比較するに、お灸据えるのキツイんでない。無罪判決でよかったが。