千葉県浦安市の民間無認可介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、男性入所者が手首をベッドの柵に金具でくくりつけられるなどしていた問題で、県と浦安市は21日午後、老人福祉法に基づき、立ち入り検査を始めた。立ち入りは3回目。
入所者の身体拘束の具体的な状況や拘束していた時間などについて、職員からの聞き取りなどで調べ、虐待に当たるかどうか実態解明を進める。
県は、同施設の入所者の大半が高齢者で、食事を提供している実態などから、同施設を老人福祉法に基づく「有料老人ホーム」と判断。虐待行為が確認できれば、県は同法に基づき、改善命令などの措置を講じる方針だ。(2007年2月21日読売新聞)