マドリード爆破テロ事件から３年。

【パリ＝島崎雅夫】１９１人の死者を出したマドリード列車同時爆破テロ事件から３年の１１日、現場の一つ・アトーチャ駅の前に慰霊碑となるガラスの塔が完成し、国王のフアン・カルロス１世やサパテロ首相らが参加して、追悼式典が行われた。

この塔は高さ１１メートルの円筒形で、塔内部には、犠牲者をしのぶ数千のメッセージが張り付けられた。塔の地下には同駅に通じる一室が設けられ、訪問者は塔から入る光を浴びて、メッセージを目にできる仕組み。

式典では、遺族らが花束をささげ、３分間の黙とうをささげた。（読売）