かいふう

近未来への展望や、如何に。

東京都知事選、青年商工会議所が公開討論会。

東京都知事選の告示(22日)を1週間後に控え、東京・中野区で15日夜、公開討論会が開かれ、石原知事と、浅野、吉田、黒川の3氏の主要な立候補予定者が初めて顔をそろえた。

議論の中心は、やはり石原知事が旗振り役を務める2016年夏季五輪招致。約1200人の有権者らが会場を埋め尽くす中で、論戦は時にヒートアップした。

司会者に招致の賛否を問われると、石原知事以外の3氏は「×」の札を掲げた。黒川氏は「オリンピックの予算が、ほかの政策の予算を引き下げている」、吉田氏は「本音は大型事業を進めるためではないか」と疑問を呈した。浅野氏も「21世紀のオリンピックは商業主義になり、お金がかかる」と指摘し、来年の北京五輪の8年後にアジアで開催することを疑問視。「大きく息を吸って、考えるべきだ」とした。

これに対し、石原知事は「人間も国家も夢がなければ生きていけない。夢のあることやろうじゃないですか。青少年に大きな贈り物になる」と反論。浅野氏から「国威発揚環状線整備のための開催は意義が違う」と再反論されると、石原知事は「オリンピックは都市力がないとできない。日本人が夢を見ることでエネルギー出てくるんだ」とやり返した。(読売)