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東京大気汚染訴訟、トヨタ自動車が原告側と交渉。

自動車の排ガスで健康被害を受けたとして、東京都内のぜんそく患者らが国や都、自動車メーカー7社などに損害賠償を求めた東京大気汚染訴訟で、トヨタ自動車は16日、原告側と和解に向けた交渉を行った。

一方、原告側は同日、日産自動車とも交渉。関係者によると、日産側は「国が交渉のテーブルに着くなど大きな動きがあり、全面解決のチャンスと理解している」とした上で、「そのような状況を無にしないよう解決の努力をしていきたい。謝罪と賠償がないと解決しないことは理解している」などと、前向きの姿勢を示したという。

東京大気汚染公害裁判弁護団の西村隆雄副団長は「メーカー側が協議していることは、解決に向けて一歩前進したといえる。メーカー側にも問題がいろいろあると思うが、ねばり強く交渉を続けたい」と話した。(読売)