かいふう

近未来への展望や、如何に。

地震列島、その14。

能登半島地震で被災した石川県能登地方で、少なくとも600の寺社が本堂が全壊するなどの被害を受けたことがわかった。

能登地方は、室町時代蓮如の布教で浄土真宗が広まった歴史もあり、多くの寺社が建立され、寺社は信仰だけでなく祭事を通じて住民同士の結びつきを強める役割も担ってきた。しかし、復旧の支えとなる檀家(だんか)や氏子も被災し、寺社関係者は「とても協力をお願いできない」と頭を抱える。

読売新聞の調べでは、能登地方に370の寺がある真宗大谷派京都市)は、約300の寺で鐘楼倒壊などの被害があり、曹洞宗では約70寺のうち約60、真宗本願寺派京都市)は40寺で被害が出た。神社も約200社が被災した。(読売)