天皇、皇后両陛下のお住まいがある皇居・吹上御苑で4日、宮内庁が特別に管理している約25ヘクタールの森の中を散策する「自然観察会」が開かれた。
天皇陛下が「国民と自然を分かち合いたい」と希望されたことから実現したもので、吹上御苑が一般公開されるのは戦後初めて。この日は公募で選ばれた約100人が、東京の中心に残る貴重な自然を満喫した。
吹上御苑の森は約70年前、「なるべく自然のままに」という昭和天皇の意向を受けて現在の姿になった。都内の巨木の約2割がこの森に集中しているという。
参加者は、両陛下も休日に散策される約1キロの道を、専門家の解説を聞きながら歩いた。参加した札幌市の主婦(53)は、「大都会の真ん中なのに鳥の声しか聞こえなかった」と感激した様子だった。(読売)
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国立公園がある多摩川源流まで含めて都内だろうに、そこまで含めての巨木の約2割、だとしたら、それは想像以上だ。しかし、風が吹けば、都心のビルの缶詰サラリーマンでさえ、皇居の森の新鮮な空気、その供給は受ける訳で。その日の風向きにも因るが。
それにしても、このような催しは、やはり皇室と国民の間隔を近づける、微風が感じられて、爽やかだ。
3万人から約100人だものね。TVのインタビューの感想でも、皆さん簡潔で適確なそれをしていました。