オウム真理教の上祐史浩元代表(44)を支持する「上祐派」が7日、団体名を「ひかりの輪」とする新団体を設立した。新団体の代表には上祐元代表が就任する。
新団体幹部が同日午後1時、公安調査庁を訪れ、設立の経緯や教義などについて説明したと見られる。新団体の信者は約200人になる見通しという。
教団では、松本智津夫死刑囚(52)の影響力排除を主張する上祐派と、「松本帰依」を強める反上祐派の対立が激化。上祐派は今年3月、正式に脱会し、脱松本をアピールしていた。しかし、公安当局は新団体も依然として松本死刑囚の影響下にあるとみて、団体規制法に基づく観察処分の対象としていく方針だ。(読売)
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オウム真理教の上祐史浩元代表(44)を支持する「上祐派」が設立した新団体「ひかりの輪」について、公安調査庁の片岡義篤調査第1部長が9日、記者会見し、「出家信者のほとんどは、地下鉄サリン事件以前からの信者で、新団体は松本智津夫死刑囚の教えを受け継いでいる」などと述べ、同団体を団体規制法に基づく観察処分の対象とすることを正式に表明した。
一方、新団体の上祐代表も同日、東京都内で記者会見し、「(松本死刑囚の)宗教色はすべて一掃して出直したい」などと、脱松本をアピールした。(読売)