10日午後3時50分ごろ、東京都品川区西五反田1の路上で、大田区南千束2の会社員兎洞武揚(うどう・たけあげ)さん(37)の長男で、幼稚園児の凜太郎君(5)が車にはねられ、搬送先の病院で、約1時間後に死亡した。
車はそのまま走り去ったため、警視庁大崎署は、ひき逃げ事件として捜査している。
調べによると、事故のあった道路は幅5メートルほどの一方通行。凜太郎君の母親(33)は、この道路の脇にあるコインパーキングに乗用車を止め、凜太郎君と一緒に車から降りて、道の反対側の店に向かって歩いていた。凜太郎君は降りた直後、1人で道路脇のパーキングメーターに駐車料金を入れ、その後、数メートル先にいた母親の後を追っている途中で、車にはねられたとみられる。
現場はJR五反田駅南約100メートルの繁華街の一角。(読売)
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自分が決して体験することは無い、事件である。
母親が指示したのか、被害者幼稚園児から言い出したのか。
足音が聞こえて、やがて袖か服を掴むであろう我が子。鈍い音。
振り返っだろう。
倒れた我が子を抱きしめる母。
冷たくなった幼児、の意味を、その悲嘆を、
自分は決して体験することは無いだろう。