かいふう

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保存用タンクの故障、臍帯血158個が溶解。

kaihuuinternet2007-05-12

東京都赤十字血液センター臍帯血(さいたいけつ)バンクは11日、保存用タンクの故障により、凍結保存していた臍帯血158個が移植に使えなくなったと発表した。

同バンクによると、今月2日、液体窒素タンクを開けた職員が、本来マイナス180度に保たれているタンク内が常温になっていることに気づいた。タンクの温度と液体窒素の量を管理する基盤の故障が原因で、凍結保存していた臍帯血はすべて溶けていた。

この臍帯血は、昨年11月から先月までに都内の病院で採取したもの。感染症などの検査中だったため、移植用のバンク登録はされておらず、移植準備をしている患者への影響はないという。同バンクでは年間約350個の臍帯血を登録しており、「今後、病院側の協力を得て、例年並みの登録ができるよう努力する。協力していただいたお母さまに深くおわびする」としている。

臍帯血は、母親と胎児を結ぶ臍帯と胎盤に含まれる血液で、血液細胞を作り出す造血幹細胞が多く含まれており、白血病などの治療に使われる。(読売)
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少子化、出産が減少の折、3桁の数の臍帯血が無くなったでは、医療従事者でなくとも落胆します。
人為的ミスで無いのが、救いです。