かいふう

近未来への展望や、如何に。

ヘッジファンド規制について。

ポツダムドイツ北東部)=鹿川庸一郎】主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)の準備会合としてドイツのポツダム近郊で開かれていた主要8か国(G8)財務相会合は19日午後(日本時間19日夜)、共同声明を採択して閉幕した。

焦点のヘッジファンド規制については、各国の金融監督当局に対し、ヘッジファンドの取引先金融機関などを通じた監視強化を求めた。円安・ユーロ高などを含めた為替に対する言及はなかった。

世界経済については「引き続き堅調」だと評価した一方、「高く不安定なエネルギー価格」に引き続き警戒が必要だと指摘した。

ヘッジファンド規制については、「その動向を監視し、当局間で協力すべき」とし、G8が協力して動向の把握に努めることが盛り込まれた。

また、ヘッジファンド自身にも情報開示の強化を求め、投資家や金融機関に対しても、正確な情報入手に努めるよう求めた。

ただ、議長国ドイツが求めていた業界の自主規制ルールの策定については、米国や英国、日本などは「運営の自由度が高いヘッジファンドの良い部分まで抑えてしまう」(日本の財務省幹部)など慎重な姿勢に終始したため、盛り込まれなかった。(読売)