社会保険庁の指導医療官と東京歯科大同窓会幹部による贈収賄事件で、東京地検は6日、栃木社会保険事務局の指導医療官・佐藤春海容疑者(57)を収賄罪で、歯科医の大友好(73)、内山文博(66)の両容疑者を贈賄罪でそれぞれ東京地裁に起訴した。
起訴状などによると、佐藤容疑者は、東京社会保険事務局などに勤務していた2002年11月〜03年11月、同大学同窓会東京地域支部連合会の会員の歯科医が指導医療官による指導や監査の対象とならないよう助言した見返りに、同連合会の会長と副会長を務めていた大友、内山両容疑者から3回にわたり現金計180万円を受け取った。また、05年7月にも、大友、内山両容疑者から現金50万円を受け取った。(読売)
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年金記録漏れ問題に関する自民党の検証チーム(主査・茂木敏充筆頭副幹事長)は6日、第2回会合を党本部で開き、社会保険庁の村瀬清司長官らから事情を聴取した。
その結果、1996年に基礎年金番号の導入を決定した際、記録の照合について、完了時期などを明示した計画を定めていなかったことが明らかになった。
同チームでは、こうしたずさんな作業のほか、<1>職員労働組合の影響力が強く、業務効率の悪い組織を温存してきた<2>加入者の立場に立った窓口対応やサービスが行われてこなかった――などが記録漏れにつながったと見ている。
今後も歴代の社保庁長官から事情を聞くほか、社会保険事務所を視察し、党としての支援策を検討する方針だ。(読売)
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柳沢厚生労働相は6日の衆院厚生労働委員会で、該当者不明の年金保険料納付記録が、これまで社会保険庁が公表していた約5000万件のほかにも大量に存在していることを明らかにした。
コンピューター入力されなかった厚生年金加入経験者の記録が、1987年時点で約1430万件あり、今も該当者不明のまま残っているデータが数百万件にのぼる可能性がある。これまで明るみに出ていなかった“第2の記録漏れ”が明らかになったことで、政府・与党の今後の対策にも影響が出そうだ。
新たに発覚したのは、1954年3月までに勤めを辞めた人が厚生年金に加入した記録。おおむね現在70歳より上の人の記録と見られる。こうした記録は「旧台帳」と呼ばれる手書きの台帳に記録され、マイクロフィルム化されて倉庫に保管されている。
公的年金の加入記録は原則として社保庁のコンピューターに入力されるが、社保庁は旧台帳については、手書きの年金記録をオンライン化する過程で、入力の作業量が膨大になることなどを理由に入力していなかった。
柳沢厚労相は答弁で、旧台帳の記録約1430万件の中に「基礎年金番号に統合されていない記録もある」と述べた。こうした記録は、年金を受給し始める時点などに基礎年金番号と結びつけられる場合もあり、該当者不明の件数は、現在ではかなり少なくなっていると見られるが、その数字については、「持ち合わせていない」という。
すでに明らかになった記録漏れ約5000万件は、社保庁がコンピューター内の記録を調べて明らかにした件数で、手書きの旧台帳記録は、これとは別に存在している。(読売)
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電話入れてみました。
『ただ今混み合ってますので』で、再度は掛けませんでした。