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大手機械メーカー「クボタ」が肺がん患者に救済金を払う、は初めて。

大手機械メーカー「クボタ」旧神崎工場(兵庫県尼崎市)周辺住民のアスベスト石綿)による健康被害問題で、同社は、旧工場付近での職歴、居住歴のある大阪府内の肺がん患者の男女2人に救済金を支払うことを決め、患者側に伝えた。

同社が肺がん患者に救済金を払うのは初めて。支援団体「尼崎労働者安全衛生センター」(尼崎市)によると、男性は1950〜60年代に旧工場約50メートル南の別会社で勤務。女性は若いころ、約1キロ離れた場所で自営業をしていた。ともに石綿を扱ったことはなく、石綿健康被害救済法(石綿新法)で医療費支給が認められ、クボタに救済金を請求していた。同社は3月末までに、石綿新法で救済認定されたことなどを条件に、旧工場周辺の患者と遺族計125人に2500万〜4600万円の救済金を支払ったが、病名は中皮腫(しゅ)だった。同社の規定では肺がんも支払い対象だが、これまで条件を満たすケースがなかった。(読売)