かいふう

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水俣病、環境省が中間報告。

環境省は21日、水俣病の未認定患者の症状を把握するため熊本、鹿児島、新潟3県で行った実態調査の中間結果を、自民党公明党水俣病問題の小委員会にそれぞれ報告した。

回答者の約94%が救済対象の要件として重視される「(手や足先などの)しびれ(感覚障害)がある」としている。両党は、これらのデータなどを基に具体的な救済策づくりに向けて検討を始めた。

調査は、3県の認定申請者ら1万3404人を対象に、居住歴、しびれやふるえなどの症状、自分で食事や入浴ができるかなどをアンケート形式で尋ね、9576人から回答を得た。中間報告によると、認定申請者の96・9%、保健手帳所持者の93・3%に手や足先などの感覚障害があるとしている。しかし、医師の面談によるサンプル調査では、感覚障害のある人はいずれも40%台にとどまっている。(読売)