首都圏の外周を環状に結ぶ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の「あきる野インターチェンジ」(東京都あきる野市)と「八王子ジャンクション」(八王子市)の間の9・6キロが23日に開通し、中央自動車道と関越自動車道が都心を経由せずに直接つながった。
一般車の通行は午後3時から始まり、待ちわびた車が次々と“走り初め”をした。埼玉県入間市の会社員武藤拓巳さん(20)は「料金は高いが、便利なのでドライブに使いたい」と話していた。
圏央道は全線が開通すれば、都心から放射状に延びる各高速道を結ぶことになる。八王子西インターチェンジで行われた記念式典には関係者ら約500人が参加、冬柴国土交通相が「都心部の慢性的な交通渋滞の解決の切り札」と述べた。(読売)