【ワシントン=大塚隆一】米国のロバート・ジョゼフ核不拡散担当特使(前国務次官)は3日、国務省で行った記者会見で、広島、長崎への原爆投下について、「さらに何百万人もの日本人が命を落としたであろう戦争を終わらせたという点に大半の歴史家は同意すると思う」と述べ、改めて正当性を強調した。
原子力平和利用分野における米露協力に関する記者会見で、「原爆投下は技術の非常に無責任な利用だったと思う」と指摘されたのに反論した。(読売)
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自分が生まれる前の、ヤルタ会談での詳細は知らない。
だが、広島、長崎を訪ねた者としては、そこで見聞した資料と数々の慰霊碑から、被爆者および遺族の身になって考えれば、とても承服できるものではない。
では、歴史家ではない、歴史マニアとしたら、戦後冷戦構造の対共産圏にこれ見よがしのデモンストレーションを前線で落とした、とする見解も外せないのである。
つまり、極めて都合のいい部分のみを、反論として述べた、とおもう。