かいふう

近未来への展望や、如何に。

.その5.台風4号、沖縄暴風域。約10万戸が停電。

kaihuuinternet2007-07-14

大型で非常に強い台風4号は13日、勢力を保ったまま沖縄本島付近を北上し、鹿児島県奄美地方も同日朝、風速25メートル以上の暴風域に入った。

沖縄県では7人がけがしたほか、床上浸水などの被害も相次ぎ、交通はほぼ全面的にストップした。

台風は今後、進路を東寄りに変え、14日昼ごろには、九州南部に上陸する恐れもある。

気象庁によると、台風は13日午後6時現在、鹿児島・沖永良部島の西北西約120キロにあり、時速約25キロで北へ進んでいる。中心気圧は940ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は約45メートル。中心の南東側約350キロ、北西側約190キロ以内が暴風域に入っている。那覇市では午前8時14分、最大瞬間風速56・3メートルを観測した。

沖縄県や県警などによると、午前3時半ごろ、北谷(ちゃたん)町で自宅の屋根でアンテナを補修していた男性(48)が強風にあおられて転落し重傷。那覇市などで男女6人が転倒するなどした。名護市などで5棟が床上、19棟が床下浸水。正午現在、本島を中心に約9万9400戸が停電している。

路線バス、モノレールも運休し、本島のすべての公立学校が休校となった。

台風の北上に伴って梅雨前線の活動が活発化し、九州南部も大雨に。宮崎県西都市では、正午までの24時間雨量が324ミリに達した。同市では鳥子川の水位が危険水位(7メートル)を超えたため、636世帯約1650人に避難指示、241世帯578人に避難勧告が出た。午前1時半ごろには、同県国富町東九州自動車道の斜面が崩落。宮崎西―西都インター間などが通行止めになった。(読売)
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とうとう本年も、被害を出す台風襲来、の季節に突入してしまった。
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大型で強い台風4号は14日午後2時ごろ、鹿児島県・大隅半島に上陸し、同9時現在、高知県足摺岬付近を時速35キロで北東に進んでいる。

7月に上陸した台風としては最も強い勢力で、15日午後には東日本へ接近するなど、日本列島を縦断するコースを進む可能性が出ている。台風による大雨の影響で、鹿児島県では2人が川などに流されて死亡した。読売新聞の集計(14日午後10時現在)では、愛知県と徳島県で行方不明者計2人、西日本を中心に重軽傷者は61人、避難勧告や避難指示は1万6380世帯の計3万9821人に上った。

14日夜から15日にかけて、東海や関東甲信でも大雨となる見込みで、気象庁では土砂災害や河川の増水、高波に対する厳重な警戒を呼びかけている。

同庁によると、大隅半島に上陸時の台風4号の中心気圧は945ヘクト・パスカルで、7月の台風としては1951年の観測開始以来、最も強い勢力だった。14日午後9時現在の中心気圧は960ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。中心の南東側240キロ以内と北西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっている。

台風の影響で、14日午後2時30分ごろ、鹿児島市の木之下川に同市内の小学6年生、上村恵大君(11)が転落して流され、救助されたものの、収容先の病院で死亡。また、鹿児島県肝付(きもつき)町では同8時30分ごろ、近くの農業有野幸雄さん(76)が増水した側溝に落ちて流されたとみられ、死亡しているのが見つかった。

15日午後6時までの24時間雨量の予想は、東海地方で450ミリ、四国太平洋側と近畿南部で400ミリ、関東甲信で350ミリとなっている。(読売)