かいふう

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台風4号、九州から関東地方までも豪雨。

kaihuuinternet2007-07-15

7月に日本に上陸した台風としては「最強」の台風4号が襲来した14日、九州では、川に流されるなどして2人が水死したほか、土砂崩れや浸水の被害が広がり、多くの住民が一時避難を余儀なくされた。

交通機関も空の便やフェリーで欠航が相次ぎ、3連休初日から空港などで足止めされる旅行客の姿が目立った。15日に台風接近が予想される関東地方でも各地で大雨となり、遊園地が休園になるなどの影響が出た。

九州南部では土砂崩れが相次ぎ、14日午後9時現在、建物の全半壊が27棟に上った。鹿児島県垂水市では午後0時30分ごろ、牛根郵便局の裏山が崩れ、局舎と住宅の計4棟が全壊、約2000通の郵便物が土砂に流失した。

関東地方でも雨が強まり、千葉県内ではレーダーなどのデータから割り出した解析雨量が、14日午後11時半までの1時間に同県勝浦市いすみ市で120ミリ以上、御宿町では約110ミリに上った。銚子地方気象台は「記録的短時間大雨情報」を出して警戒を呼び掛けた。静岡県沼津市では同日夜、市内276世帯に避難勧告が出され、住民が小学校に避難した。

台風の影響で交通機関のダイヤも乱れた。空の便では、午後8時現在、日本航空グループが羽田―福岡間など計390便、全日空グループも九州発着便など計200便の欠航を決めた。その他の航空会社でも計64便が欠航した。各社は15日も欠航を予定している。東京と伊豆諸島を結ぶフェリーも欠航が相次いだ。

JRでは、特急「はやぶさ」など夜行列車12本が運休。14日午後10時23分には、静岡県富士市で雨量計が規制値を超えたため、東海道新幹線が三島―新富士駅間で運転を一時見合わせ、上下線10本に遅れが出た。東京駅と名古屋駅では遅れて到着した乗客の宿泊用に新幹線車両が用意された。

東京都練馬区の「としまえん」では、強風で園内の樹木が倒れる危険もあるとして14日午後3時で閉園し、きょう15日の休園も決めた。文京区の東京ドームシティでも14日、一部の乗り物の運転を休止した。(読売)
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台風4号は15日、東海や関東南部を暴風域に巻き込みながら日本列島の南海上を通過し、同日夕、勢力を弱めながら関東の東海上へ進んだ。

7月に上陸した台風としては1951年以降、最も強い勢力で、東日本各地にも土砂崩れや床上、床下浸水などの被害をもたらした。

読売新聞のまとめでは、徳島県と鹿児島県で新たに2人が死亡しているのが見つかり、これで死者は計3人、愛知県で行方不明者1人となった。

気象庁によると、台風4号は14日午後、鹿児島県の大隅半島に上陸後、再上陸せずに太平洋沿岸を進み、各地で大雨を降らせた。14日午前0時の降り始めからの総雨量は、三重県尾鷲市で441ミリ、神奈川県箱根町で341ミリ、千葉県勝浦市で349ミリを記録した。

台風4号は15日午後8時現在、千葉県銚子市の東南東約240キロの海上を時速約55キロで東に進んでいるが、同3時の時点で、風速25メートル以上の暴風域はなくなった。ただ、台風の影響で梅雨前線が刺激されるため、16日午前まで、東北地方で大雨の恐れがあり、気象庁では引き続き、土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼びかけている。

16日午後6時までの24時間雨量の予想は、東北地方の太平洋側で200ミリ、日本海側で80ミリ、局地的に1時間で50ミリの激しい雨が降る恐れもある。

この影響で交通機関も大きく乱れ、東海道新幹線が東京―名古屋間で昼過ぎまで運休したほか、空の便も相次いで欠航、東名高速道路静岡県内で一時通行止めとなった。(読売)
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取り越し苦労だが、これから8月、9月と、降雨で緩んだ地盤の、水が抜けぬうちに再度台風が来るのが、気掛かりだ。