かいふう

近未来への展望や、如何に。

ささやかな庶民感情もて、みる。

ここ数年、毎年8月6日から9日を経て15日まで、夏休みと決めている。TV各局、終戦記念特集で、観る方も集中力が要るからだ。それは、三百万をはるか超える戦没者たちの、各家庭を取材すれば、悲しいつらい史実が発掘されて、途絶えるはずはなく、涙を誘うばかりだろう。受容するこちらも限界があるので。
夜、NHK総合で「NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」を観た。
どうしても視聴料の元取ってやろう、というささやかな庶民感情、なのだ。
現地ロケ、豪華キャスト、収録期間。それに製作が名古屋というのも、何かありそうだ。
堪能しました。香川照之さんの代表作のひとつ、で残ります。それから共演者たちの力演。熱帯だから、熱演は当たり前ですよね。
配役選びは、製作部でしょう。適役こえて、はまり役でしょう、軍医嶋田久作も参謀榎木孝明も中隊長石橋蓮司も、そして軍曹塩見三省も良かった。そこで固めてくれてるから、主役も力入るし、新人さんたちも触発される。
家族で視てるのだから、鬼太郎と目玉おやじねずみ男のアニメも、子どもたちには新鮮に、ぼくら世代にはなつかしく写ったんではないか。
題材からして、つなぎの爆撃機のマンガも、すんなり生きた。
ラスト、軍曹が主人公に張り手を喰らわすシーン。やはり今どきは、幽霊でも眼前から叩くんですね。それが定着したのか、いや定着したのが戦後60年以上経たTVのリアリズム、というべきか。
不満ではありません。敬礼!
それにしても、役者の皆さん。この名演技、アーカイブズに残るんですよ。羨ましい。NHK名古屋の製作部は目利きが居ますね。楽しみだな。

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なぜか、小学校時代、担任教師のひとりに、朝礼時校庭の台上で前歯と歯ブラシの模型とで、歯磨き体操を指導していた方を、思い出しました。誰から聞いたか、赴任する前、南方戦線でマラリアに罹り生還されたとか。