かいふう

近未来への展望や、如何に。

ある表彰。

kaihuuinternet2007-10-07

先日某紙に、この国の首都で、三人の方が表彰を受けられた。そのうちのひとり加瀬三郎さんは、目が不自由であるにもかかわらず、長年折り紙をとおして、国内のみならず海外までも、その普及と交流に功績があった方である。
先年、彼の作品展示会ならびに講習会に参加して、その製作した作品の数々と大きさに感嘆したものであった。動物園まるごと、と言っていい色とりどりの作品。人の顔もあった。会の終わりには、そのひとつをいただいてきた。それが、手にして驚いた。顔に目が無い。たしか鼻も口も耳も折ってあるのだが、目が無いのである。
参加者が散会する中、とても自宅までは気が重いと、同じ不自由でわかる方にそれを手渡してきた。
その前後だったろう。某公立の盲学校に見学と称して出向き、そこの教頭と話をし、世界史の教科書が自分が学生の時と同じ出版社と確認し、更に後日その教頭が審判する盲人野球を観戦しにも行った。
加瀬さんが海外に行かれた時、展示した一部が盗難にあった、という話も聴いた。
なんて悪戯するのだろうと想ったが、それだけ魅力ある作品群なのは知った後だから、複雑な気持ちになったものだ。
その時から早幾星霜。この度の表彰を、こころよりお祝い申し上げます。