総務省は2日、拉致問題解決に取り組む「特定失踪(しっそう)者問題調査会」の北朝鮮向け短波ラジオ放送「しおかぜ」が北朝鮮から妨害電波を受けたと発表した。
総務省は同日、国際電気通信連合(ITU)を通じて北朝鮮側に無線通信規則違反を通報した。しおかぜを巡る同様の通報は3月30日に続いて2回目。
しおかぜは、拉致被害者などの名前や家族のメッセージを日本語で読み上げる番組を1日2回、午前5時半と午後11時から30分間ずつ放送している。総務省によると、妨害電波は2日午前5時12分から午前6時31分に出された。しおかぜは10月28日に周波数を変更したが、2日朝に初めて同一周波数の妨害電波が確認された。(読売)