掲載は、「ちょうした さんま蒲焼」。この缶詰を初めて食した感動は、少年から現在まで残る。当時は缶切で開けたが、これは当時のコメの味を上回って、ご馳走であった。
ひとつ苦い経験がある。それは言えない。ひとつの缶詰を無駄にした話だ。ジャンケンすると思い出す。
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佐藤春夫の詩に、『さんま苦いか、しょっぱいか。..腸(わた)をくれむとたのむ』があって、ひとり食卓でそれが載ると、その詩を思い出しながら食した期間があった。
大根下ろしが付くのは、定番でしょう。
さんま開きの味醂干しもいける。最近TVで、東北三陸の港町、各家庭の味醂干し、秘伝までではないが、おかみさんたちが競ってゲストとアナウンサーに説明していた。越冬前の豊漁から、保存食の知恵で、生活の根幹にかかわるものだ。
自然と直接接しての仕事を生業にする人びとの地方言葉を耳にすると、もはや郷愁だよね。