かいふう

近未来への展望や、如何に。

『一心太助で、冷凍秋刀魚持ち、どっと込む、ぞ』

kaihuuinternet2007-11-12

守屋武昌・前防衛次官(63)が防衛局長だった2002年、「側近」の現職課長(47)から預金小切手1100万円を受け取っていた問題で、増田好平・防衛次官は12日の定例記者会見で、課長が守屋氏との間で金銭授受があったと大筋で認めていることを明らかにした。

守屋氏にも聞いた結果として、課長が当初、守屋氏から借りたとされる資金は2千数百万円とした。しかし、「損失を出した」とする資金運用方法などは課長から明確な説明がないといい、不透明さが改めて浮き彫りになった。この問題について石破防衛相は同日、「相当の違和感がある」と不快感を示した。

防衛省への課長の説明では、1997年ごろ、守屋氏から2千数百万円を借り、投資に使ったが損失を出したため、何度かに分けて返済、うち1回が02年に守屋氏へ渡された1100万円だ、としている。守屋氏は「手持ちの2千数百万円を貸した」と話したという。

同省によると、資金の運用方法や投資先については、課長は不動産か株式の投資、またはその両方としながら、「明確な記憶がない」と説明。守屋氏から借りたとしている2千数百万円についても、課長は「守屋氏に借用書を渡した」と説明しているが、同省は存在を確認していない。

自衛隊員倫理法では、不動産取引には取り決めがないが、株取引については審議官級以上であれば銘柄や売買数、金額などを防衛相(当時は防衛長官)に提出しなければならない。守屋氏は97年当時、防衛審議官で、資金の使途を知っていたかどうかについて、同省は「確認中」としている。

一方、増田次官は、自衛隊員倫理規程などに違反しているかどうかについては、「現時点の判断としては倫理規程で問題が生じるとは思っていない」と語った。投資先の確認などのため課長らから資料の提示を求めるかについても、「証拠をもって確認するということまで求められている立場ではない」と話した。

会見では、「調査が甘いのではないか」との指摘も出たが、「強制力を持ったものではない」と答えた。

課長は12日、休暇を取ったが、同省は休暇の理由についても聞いていない。上司と部下の多額の金銭授受には、省内でも「非常識」との批判が強いが、増田次官は「もう少し事実関係を確認してからと思っている」と言うにとどまった。

これに対し、石破防衛相は同日、省内で記者団に対し、「国家のために国の安全保障を考えるという自衛隊員のあり方からして、ましてや私には想像もできないような巨額で、上下関係の中にあって、そういう利害得失に絡む話がされていたということには、私は相当の違和感、相当の抵抗を感じる」と述べた。(読売)
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昭和生まれの自分には、その現場が、昭和45年に何の事件のそれがあったか、記憶から去らない。それで、ある畏れが残る現場なのだ。この国のある首相が脳障害で意識不明になり、某病院に入院治療を続けた時、その病院前を頻繁に往来した。
その際同時に、この当時防衛庁前も通行した。門前には屈強な自衛隊員が迷彩服に身を固め、仁王立ちして、頼もしい限りと感じ入った。
歴史マニアには、極東軍事裁判の記念建物も保存されてある、国防の最前線の本拠地であろう。
そこで発覚したのが、さてどこまで続くのやら。血税の高給取りが何仕出かしていやがる。恐ろしい。
その差は、雲泥だよ。省内の士気どころか、国民も不安をつのらせる。
畏れと、恐れは違う。