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横浜市母子3人死傷事故、三菱自の大型車欠陥事件で有罪判決は初めて。

横浜市瀬谷区で2002年、三菱自動車製の大型車から脱落したタイヤに直撃された母子3人が死傷した事故で、部品の欠陥を放置したとして、業務上過失致死傷罪に問われた同社元市場品質部長・村川洋(61)、元同部グループ長・三木広俊(59)両被告に対する判決が13日、横浜地裁であった。

木口信之裁判長は「リコールなど改善措置を一切行わず、漫然と放置した」として、村川被告(求刑・禁固2年)、三木被告(同・禁固1年6月)にそれぞれ禁固1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。三菱自の大型車の欠陥をめぐる事件で有罪判決は初めて。両被告は控訴。

判決では、道路交通の安全のため品質保証部門が社内で中心的な役割が求められていたとし、「任務違背は重大」と指摘。リコール隠しなど安全を軽視してきた社の姿勢にも言及した。

判決によると、リコールを担当する同社の品質保証部門にいた村川、三木両被告は1999年6月、広島県内で大型バスのハブ(車軸とタイヤを結ぶ部品)が破断した事故について、原因調査を十分行わなかった。ハブ破断は同社製トラックでも15件発生していたが、運輸省(当時)には「同種不具合の発生はなく多発性はない」と虚偽報告し、欠陥を放置した。その結果、横浜市瀬谷区の県道で02年1月、大型トレーラーから外れたタイヤが、歩道を歩いていた主婦岡本紫穂さん(当時29歳)母子を直撃し、岡本さんが頭蓋(ずがい)骨骨折などで死亡、子供2人(当時4歳と1歳)が軽傷を負った。

村川、三木両被告は「99年のバス事故当時、ハブ破断は整備不良などによる摩耗が原因とされ、事故は予見できなかった」などと無罪を主張していた。

これに対し、判決では、「摩耗主因説に根拠がなく、強度不足があった」と認定し、99年の事故以前にもハブ破断事故が多発していたことなどから、「危険は予測でき、回避措置をとる権限もあった」とした。(読売)
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法廷という厳格な裁きの場所ではなく、ふつうの場合、自分の判断基準は、直接か間接か。
しかし、死者が出た事件を辿って、役職たる両被告が、職務怠慢とずさんな管理を問われれば、こういう判決が出るんだ。
当の事故のみならず、その数年前までの数多くのそれまで指摘追求される。
役得か役損、そんな通俗的なレベルでは、通らない。
事故は起きてしまったし、死者は出たのだから。
控訴した両被告と同じ世代なので、複雑な感慨を持った。