かいふう

近未来への展望や、如何に。

梅干し爺になっても飲めます、梅酒。食卓のメンバー.その10

kaihuuinternet2008-01-03

自家製の梅酒というものは、各家で、それぞれ材料の氷砂糖や焼酎を、そして青梅を揃えて、では造ろうか、と。造り忘れても、では、ブームのワインだとか、今年はビール党が増えたとか、およそメインではない。しかし、家庭の高齢者には、薬用で消費しましょうと同意を求める。
正月が、その消費の最たる期間だろうな。おせち料理に、冬の梅で身体を温めるという想像は、ごく自然な選択と言い聞かせるから、楽なんだな。
つまり、旬に楽しく食べるに、持って来いの酒、それが梅酒と結論づけられる訳だ。
梅干しだって、普段は、こっちが主役。日の丸弁当は、かの乃木将軍も戦地へ将兵たちと持参したものであるから、兵役体験のない自分には、戦場とか、国難とか、しょっぱい味で、想像力を喚起させる触媒が、実に、梅干しなのであろう。
軍帽も軍服も着ぬまま終える身なればこそ、たったひとつの梅干しをかじる行為が、戦時の緊急事態を備える、きっかけとなる。
廉価であろうと、やや高価であろうと、隣に置いて並んである。
夜間、それが食堂棚にあるを見るだけで、いざという時は、冷や飯にそれらのどちらかでも載せて湯を掛け腹にかっ込み、さぁ、と気合を入れられる訳だ。
だから、それはたしかに、平成の廉価な梅干しなんだろうけれど、その茶色の形は、だからお茶漬けとこじつけなくとも、昭和を遡ること、大正、そして明治まで、伝統食品なのである。
日本史を代表する食品なのである。決まった。ちょこっと、梅酒の酔いがまだ抜けぬが。