かいふう

近未来への展望や、如何に。

それ、デモエピ?マラリア撲滅へ向けて。

kaihuuinternet2008-04-10

自治医大医学部(栃木県下野市)は10日、産業医科大(北九州市)や理化学研究所(埼玉県和光市)などと共同で、マラリアの病原体の受精に不可欠なたんぱく質を特定したと発表した。

マラリアは、感染者の血液を吸った蚊を媒介して伝染し、現在でもアフリカなどを中心に、年間3億人の患者を出している。

自治医大の平井誠助教(分子寄生虫学)によると、研究グループは、感染したネズミが持つ病原体「マラリア原虫」の生殖細胞を調べ、雄側にだけ「GCS1」と呼ばれるたんぱく質が存在することを発見。GCS1を取り除いた原虫を観察した結果、ネズミの体内では成長するものの、その血液を吸った蚊の体内では、成長や受精が完全に停止していたことが判明した。

平井助教は「今回の発見によってワクチンが開発され、現在使われている抗マラリア薬と併用すれば、マラリア撲滅は加速度的に達成できる可能性がある」としている。(読売)
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先の大戦で、この国の南方戦線に派遣が将兵は、マラリアでの戦病死者も多数出た。
掲載は、WHOの60周年記念。