かいふう

近未来への展望や、如何に。

「13日の金曜日」.その5

kaihuuinternet2008-06-13

本年唯一の、その日である。やはり、[拉致事件]である。
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【ワシントン=宮崎健雄】アレグザンダー・アービズ米国務次官補代理は12日、北京で約9か月ぶりに開かれた日朝の公式実務者協議について、「具体的な結果は(両国から)聞いていない。協議が行われたこと自体が前向きな動きだ」と評価、「(拉致問題などで)なんらかの結果が出なければならない」と述べた。

ワシントン市内の米議員会館で記者団に述べた。

次官補代理は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議を進めていく上で、日朝関係の改善が必要と強調。また、北朝鮮が核放棄の見返りとして求めているテロ支援国指定解除について、「我々が(ブッシュ大統領に)勧告するには、(北朝鮮が今後、テロ支援行為をしないという)確かな根拠が必要だ」とし、「その段階には至っておらず、(解除勧告の)決断はなされていない」と語った。(2008年6月13日読売)
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「実際どうなるかわからない」「なし崩しになってはいけない」――。

11、12日の日朝協議で、日本人の拉致問題を「再調査する」との姿勢を示した北朝鮮。これまで「めぐみさんの遺骨」として別人の骨を日本政府に提出するなど信用できない言動を繰り返してきた北朝鮮の突然の変化に、13日夜、政府の説明を聞いた拉致被害者の家族たちは一様に複雑な表情を浮かべた。

この日午後9時前、東京都港区の友愛会館で始まった拉致被害者家族会の記者会見で、飯塚繁雄代表(70)は「1時間20分の長い説明を受けたが、我々家族会としては、内容に満足していません」と憤りを押し殺すように語った。

北朝鮮拉致被害者の再調査をすると言っている点については「再調査の意味がよく分からない。北朝鮮はこれまで何回も再調査すると説明してきたが、守られなかった。政府は根本的なやり直しにつながると説明したが印象的には弱い」と話した。

この日、横田めぐみさんの弟の哲也さん(39)ら拉致被害者の家族など16人と「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は午後6時すぎ、外務省の説明を受けるため、次々と内閣府に到着。午後7時前に、今回の協議の責任者だった斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長が険しい表情で会議室に入り、午後8時45分まで説明が続いた。

拉致被害者の石岡亨さんの兄、章さんは外務省の説明を受けた後、報道陣に囲まれ、北朝鮮よど号ハイジャック犯の引き渡しに協力するという点について「実際どうなるか分からないので様子を見たい」と厳しい表情で話し、「今までのてつを踏まないように、北朝鮮側の反応に注目したい。なし崩しになってはいけない」と今後の北朝鮮側の出方に注目するとの姿勢を見せた。(読売)
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同時か、わずか3歳で、帰還事業で半島の北に戻ったにもかかわらず、その宣伝と内実の違いに落胆し、辛酸の末脱北、やっとこの国に入国を果たした女の方の、たどたどしい日本語の、賠償請求の記者会見に、正直驚いた。
彼女の発言の真実が語るものが何かを注意深く、聴き取るならば、やはり、その国に監視は怠る訳にはいかないだろう。それは、決して空涙ではないだろう。