かいふう

近未来への展望や、如何に。

それ、デモエピ?JA全農たまご、ブランド卵を1個当たり約3円値上げ。

鶏卵最大手のJA全農たまご(東京都新宿区)は25日、8月1日からブランド卵を1個当たり約3円値上げする方針を発表した。今後、スーパーなど小売店と本格的な交渉に入るが、すべて価格転嫁されれば店頭価格は10〜13%程度値上げされる。ほかの鶏卵大手も同程度の値上げ交渉に入っている。ブランド卵は小売店向け出荷量の5割程度を占めており、値上げが店頭価格に浸透すれば、家計には痛手となりそうだ。(幸内康)
全農たまごは、「しんたまご」をはじめとするブランド卵全品の出荷価格を値上げする。すべて転嫁された場合、「しんたまご」1パックの店頭価格は、現在の300円前後が330円前後になる。イセ食品(東京都台東区)も「森のたまご」に代表されるブランド卵全品を1個3円前後、アキタ(広島県福山市)も「めざましたまご」などで3〜4円程度の値上げ交渉を進めている。ブランド卵ではない一般の卵は、生産量と需要の予測に基づいて全農たまごが発表する相場価格を参考に、事実上の市場価格が出来上がっている。これに対し、特殊な飼料を鶏に与えるなどして付加価値を高めたブランド卵は、鶏卵業者とスーパーが独自に価格を決めている。鶏卵業者にとっては、ブランド卵だけがスーパーと個別に価格交渉できる形だ。ブランド卵は、1990年ごろから発売されているが、全農たまごとイセ食品の値上げは初めてとなる。卵は戦後、ほかの食品価格が上がる中で価格がほぼ変わらず、「物価の優等生」と言われてきた。農林水産省によると、鶏卵農家の規模拡大や、鶏の品種改良で生産性が上がってきたことや、飼料の主原料であるトウモロコシ価格が比較的安定してきたことが背景にある。しかし、配合飼料の価格は過去2年で4割以上も値上がりした。配合飼料のうち5〜6割を占める輸入トウモロコシの価格や、海上運賃の高騰が原因だ。飼料費は経費の6割を占めるといい、全農たまごは「企業努力で解消できる範囲を超えている」と訴えている。信用調査会社の東京商工リサーチによると、2007年の養鶏業者(鶏肉も含む)の倒産件数は17件と、前年の7件から急増した。08年1〜5月は5件だが、3月には負債総額42億円と比較的規模の大きい経営破たんも発生している。ブランド卵ではない一般の卵については、07年に供給過剰で大きく値下がりした教訓から、生産者団体の日本鶏卵生産者協会は、07年末から生産者に自主的な減産を呼びかけている。協会では、現在、半年前に比べ月当たりの供給量が1〜2%減少したとみている。(読売)
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たまご、で思い出すのが、福祉授産施設などが近隣地域に、園外実習として通勤させている養鶏場である。再掲だろうが、かって、そこを訪ねたことがある。敷地内は、大雑把に分ければ、鶏舎と、屋外鶏糞乾燥場とである。なんと、昼食だったかオヤツか、なぜか、鶏のモモ肉か手羽先で、職員見学のご馳走だったのか、実習生たちも皆で外で輪になって座っていた。それを食べたか、記憶を失くした。一輪車で舎内から、排泄物を載せて外へ。何百平米もある空き地に敷いてある白いビニルシートの幾つもの島の上に、それらを運搬する。だから、たまご、のニュースを見るに付け、彼ら一輪車押して労働する、シーンを想い出すのである。30年前の、地方の福祉授産の、とある光景である。哀しかったのは、そのような仕事、自分だったら、ひと月耐えられぬだろう。己の非力を痛感したからだ。彼らは労働してる。なのに、自分は出来ない。それを身に沁みて知ってしまったからに他ならない。
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障がい者の更生、福祉施設といえども、その授産作業、種類形態は、数あり様々ある。施設長みづから山間に開墾して、果樹園を造るも、平地の養鶏場に通勤させるも、地域の地場産業にも係わりが要る。

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民間ならば、それに、そういう人物が現れてくれないと。その、とある光景に係わる施設も、もはや建替え。そして、市町村合併。つくづく不動産を実感してしまった。『いえいえ、決して、ペテロへの戒めを忘れてはいません』ならば、動産たる者、三度笠までチャレンジすべき。