かいふう

近未来への展望や、如何に。

広島出身の女子学生。奇遇な後日。

原爆ドーム

その講義の講師は、満鉄とか、大陸へ行って、帰還された。言わば、内田吐夢監督と同じ業界での、脚本家の方である。一年間の授業は、長い。せめて、妹のような女子学生の近くに着席して、よい点を取る為に、その女のよく櫛を入れた黒髪を、愛でながら。
彼女の名前と出身地を知る。そしたら、当の本人が、通う建物に隣接の学生生協の入り口付近に佇んでいた。向こうでも、調べに来たらしい。就職活動の邪魔する心算ない。その講義を受けて、その女子学生が、その業界に入るとは、思えなんだ。で、こちらは、何とかすべり込めたら。
どうにか出て。何年か経って。居住する自治体の月報に、アルバイトの募集を見た。応募して、履歴書持参。面接で、応対した女子職員。どっかで見た顔。公務員は、名札を付けてる。顔と名札、交互に見て。まさか、応募者が聞けないだろう。あの娘、こんな所に受かったんだ。後生大事だ。よかった。私もよい点取れたし。
何年後、家族で引っ越し。その近辺が勤務先現場の、会社就職。土地勘得る為、歩き回って。ある門構えの前。表札に、嫁ぎ先ならあり得る。名字が違うその女子学生の名前を見つけた。そんなに出回ってる名前ではない故。控え目で大人しい性格だから。その就業は、適職でよかった。
本日も故郷か何処かで、祈ったでしょう。
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「平和宣言」  世界にいまだ1万4千発を超える核兵器がある中、意図的であれ偶発的であれ、核兵器が炸裂(さくれつ)したあの日の広島の姿を再現させ、人々を苦難に陥れる可能性が高まっています。
被爆者の訴えは、核兵器の恐ろしさを熟知し、それを手にしたいという誘惑を断ち切るための警鐘です。年々被爆者の数が減少する中、その声に耳を傾けることが一層重要になっています。20歳だった被爆者は「核兵器が使われたなら、生あるもの全て死滅し、美しい地球は廃墟と化すでしょう。世界の指導者は被爆地に集い、その惨状に触れ、核兵器廃絶に向かう道筋だけでもつけてもらいたい。核廃絶ができるような万物の霊長たる人間であってほしい。」と訴え、命を大切にし、地球の破局を避けるため、為政者に対し「理性」と洞察力を持って核兵器廃絶に向かうよう求めています。
昨年、核兵器禁止条約の成立に貢献したICANノーベル平和賞を受賞し、被爆者の思いが世界に広まりつつあります。その一方で、今世界では自国第一主義が台頭し、核兵器の近代化が進められるなど、各国間に東西冷戦期の緊張関係が再現しかねない状況にあります。
同じく20歳だった別の被爆者は訴えます。「あのような惨事が二度と世界に起こらないことを願う。過去の事だとして忘却や風化させてしまうことがあっては絶対にならない。人類の英知を傾けることで地球が平和に満ちた場所となることを切に願う。」人類は歴史を忘れ、あるいは直視することを止めたとき、再び重大な過ちを犯してしまいます。だからこそ私たちは「ヒロシマ」を「継続」して語り伝えなければなりません。核兵器の廃絶に向けた取組が、各国の為政者の「理性」に基づく行動によって「継続」するようにしなければなりません。(抜粋)    平成30年(2018年)8月6日  広島市長 松井 一實